折り紙が推し活の新たな表現手段として注目を集めている。手頃な素材と簡単な工程でオリジナルの小物を作れる点が評価され、ファンアートの一環として取り入れられている。

SNS上では推しのイメージに合わせたミニスタンドやチャーム、コースター、ペーパーフレームなど実用的なアレンジ作品の投稿が目立つ。色紙やマスキングテープ、デコシールを組み合わせたカスタマイズが映えるため、写真映えする投稿が共有されやすい。

動画プラットフォームや配信での折り方解説やライブ共同制作が増え、ハッシュタグを通じた作品交流が活発化している。オンラインで型紙やPDFテンプレートを配布する動きもあり、初心者でも始めやすい環境が整いつつある。

イベントやオフ会で折り紙を交換する実践的な交流や、手作りのプチギフトとして会場で配布する使い方も見られる。素材は100円ショップや文具店で入手できるためコスト面でも取り組みやすい。

折り方の工夫や紙の選び方で推しの世界観を表現する幅が広がっており、デジタルの情報発信と手仕事を組み合わせた新しいファン活動の潮流となっている。