スウェーデン在住のInstagramユーザー「Sebastian Jern」（@sebastianjern）が、実写映画さながらのミニチュア模型の制作動画で注目を集めている。記事執筆時点で再生数は1017万回、29万1000件以上の“いいね”を獲得している。

今回紹介されたのは『ミッション：インポッシブル／デッドレコニング PART ONE』の列車シーンを、全長数メートルに及ぶ大型ミニチュアセットで再現した作品である。投稿者はフィルムメーカー／ビジュアルアーティストとして、自身の制作の中でも「自分が制作した中でも最大級のミニチュアセットのひとつ」と語っている。

制作は発泡素材と樹脂を組み合わせ、カッターやスプレーで岩肌を削るなど彫刻のような手作業で進められた。スタジオには青いクロマキー幕が張られ、撮影にはDZOfilm社のX-tract 18‐28mmレンズが使用された。これは0°／90°／360°で角度を切り替えられる特殊なプローブレンズで、ドローンが谷間を縫うような迫力ある映像を生み出している。

動画の後半では煙が立ちこめる谷底へ列車が落ちていく場面がスローモーションで映され、手作業の模型と光とカメラワークの組み合わせで高い再現度を示している。投稿にはシリーズ公式アカウントから「完ぺきな仕事だ。よくやった、エージェント」とのコメントも寄せられた。