徳島県は大阪・関西万博の関西パビリオン徳島県ゾーンから移設した展示物などを活用した展示会を県庁で開催している。開催期間は2026年3月31日までで、徳島県庁1階の玄関ホールと1階中央の県民ホールに展示が並ぶ。

展示には藍染めした布で作った竜の大型パネルや、万博期間中の国際交流でつくった藍染め作品が含まれる。来場できなかった県民にも万博の取り組みを伝える狙いである。

また循環経済をテーマにしたドイツパビリオンのソファも展示され、ソファはドイツパビリオンから寄贈された。県庁で開かれたセレモニーでは後藤田正純知事が「万博期間中はたくさんの国との交流で本当に盛り上がった。今日をスタートに万博のレガシーを通じ、サステナブルな徳島をこれからも作っていきたい」と述べた。

当日は万博公式キャラクターのミャクミャクたちも訪れ、展示の意義を示す場となった。展示は無料かつ一般公開で、万博の成果を身近に感じられる内容である。