一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会と株式会社MITINASは、内閣府、広島県、福山市および中条学区自主防災組織と連携し、2025年11月23日（日）9:00〜11:00に広島県福山市中条学区で大規模なドローン防災訓練を実施した。訓練場所は中条小学校〜三谷分校間で、飛行距離は約3kmに設定された。

参加は同協会の全国ネットワークから東京、山形、茨城、兵庫、広島の6支部が集い、約500名（地域住民、行政関係者、消防団員等）が参加した。主催・連携機関には内閣府、広島県、福山市の名称が明記されている。

訓練では孤立想定地区への物資輸送（レベル3.5飛行）、ドローン搭載スピーカーによる避難者との双方向通信、1台のPCによる4機同時飛行制御など、災害時の実運用を想定した高度なミッションを実施した。これらのミッションはすべて成功裏に完了したと報告されている。

背景には能登半島地震での孤立事例への対応経験があり、同協会は発災直後から現地での被災状況調査や物資輸送支援を行ってきた点が示された。今回の訓練は実運用を見据えた技術・運用面の検証と、自治体との連携強化を目的として行われたものである。