2025.12.2
12月中旬の流星群、観測好機が到来
2025.12.2
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2025年のふたご座流星群は、国立天文台の予測で12月14日午後5時頃に極大を迎える見込みである。13日夜から14日明け方、14日夜から15日明け方にかけては普段より多くの流星が期待できるという。
空の暗い所で観察した場合、14日午後9時頃には1時間あたり30個、午後11時から翌15日午前2時頃には1時間に50個の流星が見えると予想される。14日午前0時から4時頃には1時間に40から45個の予想も示されている。
放射点が天頂に来る午前2時ごろには、流星が真上から降ってくるように見えるとされる。月の出は午前2時29分(神戸)で、月が昇るまでは特に好条件だが、月明かりの影響は比較的少ないため明け方にかけても観察は可能である。
明石市立天文科学館は流れ星を、1ミリメートルから数センチメートルほどのチリが大気に突入して光る現象だと説明している。ふたご座流星群のチリは「小惑星フェートン」がまき散らしたもので、フェートンは小惑星でありながら彗星のような性質を持つとされる。
記事では、フェートンを探査する深宇宙探査技術実証機「DESTINY⁺」の計画にも触れており、極大日の前日である13日夜から14日明け方も多くの流星が期待できるため、観察の好機は複数日にわたって訪れるとまとめられている。
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