学校法人三浦学園が運営する品川学藝高等学校が、プロeスポーツチームZETA DIVISIONの運営する「ZETA DIVISION BUSINESS CLAN」へ、全日制高校として初めて加入した。ZETA DIVISIONが掲げる「ゲーミングカルチャーが広く親しまれる共通の価値観として確立した未来を目指す」という理念に共感し、教育を通じてその価値を社会に広げることを目的としている。

同校は日本で初めて全日制でeスポーツを体系的に学べる「普通科 eスポーツエデュケーションコース」を設置しており、「ゲームは教育だ。」という理念の下で思考・戦略・言語・表現・データを横断的に学ぶ教育を進めている。教育設計は慶應義塾大学 環境情報学部・加藤貴昭教授との共同開発によるものだ。

品川学藝高等学校はNASEF JAPAN（北米eスポーツ連盟 日本本部）加盟校として国際的ネットワークにも参加しており、今回の加盟を機にZETA DIVISIONを運営するGANYMEDE 株式会社との連携の下、現場に触れる特別講義やビジネスの実態を学ぶキャリアセッション（オフィスツアー）の実施を予定している。学校はeスポーツ教育を一過性のトレンドで終わらせず、社会と接続する知の体系として確立することを目指している。