大手百貨店の日本橋三越本店が１日、ＴＢＳ系日曜劇場『ＶＩＶＡＮＴ』の公式ＳＮＳで公開された画像を公式Ｘでリポストし、注目を集めている。投稿された画像は本館１階中央ホールから吹き抜けの５階に届く壮大な天女の像を捉えており、像の前には主人公の乃木を演じる堺雅人と警視庁公安部・野崎役の阿部寛とみられる人物の背中姿が写っている。

三越の公式サイトによると、この像は「まごころ像」ともいわれ、日本橋三越本店の象徴的存在である。製作を手掛けたのは佐藤玄々氏で、完成までには約１０年の歳月を要したと紹介されている。１９６０年４月１９日の除幕式は「天から舞い降りた天女が忽然と現れる」という演出で行われ、２０００年には大々的な修復工事が実施された。

像は「瑞雲に包まれた天女が花芯に降り立つ瞬間の姿」をとらえたもので、その豪華絢爛な佇まいはいまも健在である。今回の画像が今後の物語とどう結びつくかは不明だが、ＳＮＳ上では「聖地になりますね」「観光スポットになりそう」「天女の導き！？」「天女（まごころ）像の目の前というのは、意味があると思う」といった反応が相次いでいる。『ＶＩＶＡＮＴ』は２０２６年に続編が放送される日曜劇場であり、今回のビジュアルを巡る関心は今後も続きそうだ。