一般社団法人Life is（東京都多摩市、代表：影近卓大）は、多摩ニュータウン・諏訪商店街で運営する多機能型循環の場『modoki（モドキ）』の第一段として、2025年11月8日（土）に「ナチュラルワインバー」をオープンした。

『modoki』は「なにものでもなく、なにものにでもなれる」をテーマに、医療的ケア児者の特定短期入所や私設図書館などの機能を順次開く計画である。

今回のワインバーは昼間にカフェ・ダイニングとしても機能し、「おいしそう」「ナチュラルワインってなんだろう」という興味から来店した人が自然に福祉に触れられる場を目指す。

運営側は「ひとりになりたいけれど、ひとりきりになりたくない」際に立ち寄れる場所を意図しており、福祉と日常生活の境界線をゆるやかに薄めることを掲げる。

ワインはリカーMORISAWAやココ・ファーム・ワイナリーからセレクトされ、農薬や添加物に頼らないぶどうから造られるナチュラルワインを中心に提供する。

ココ・ファーム・ワイナリーは1950年代に地元公立中学校の特殊学級の生徒と教師が斜面を開墾して畑をつくったことから始まった歴史が紹介されている。

また、クラフトビールは多摩のブルワリーBierernstのラインナップを用意し、食事はcacamammaによる野菜中心のごはんや、幽霊による小さなおつまみが並ぶ。

地域に根ざした酒と食を通じて、つくり手の思想や背景を伝えることを重視している点も特徴である。

modokiでは今回のワインバーを皮切りに、まちの新しい景色の創出につなげることを目指している。