K-1の創設者である石井和義館長が、日本キックボクシングのIOC認可団体WAKO（世界キックボクシング団体協会）への正式加盟を完了したと発表した。2025年12月1日の報告として、石井館長はドバイからの完了表明を行った。

同氏は現地から「ここドバイから、次のミッションに向けて、今日から新たに動き始めます」と述べ、今後の国際貢献への決意を示した。今回の加盟は日本の競技団体が国際的なスポーツ機構の枠組みに組み込まれることを意味する。

併せて報じられたWAKO世界選手権（アラブ首長国連邦・アブダビ）では、日本代表の松本海翔（まつもと はると）選手がK-1ルール アンダー60kg級で優勝し、世界王者の称号を獲得した。松本選手は決勝でカザフスタンのNazarbekov Zhandos選手に3-0の判定勝ちを収め、サウスポーからの左ひざ蹴りや左ローキックが効果的に決まったとされる。

松本選手の勝利により会場で日本の『君が代』が響き渡り、146カ国が参加する大会の頂点に立ったと伝えられている。また、同大会の女子K-1ルール アンダー56kg級では吉野紗帆（よしの さほ）選手が3位入賞を果たした。記事はこれらの結果を、日本とK-1、そして国内キックボクシング界全体の誇りとなる快挙として報じている。