高い評価を得ているミュージカル「ビートルジュース」が、韓国ならではのコメディセンスを融合させて復活することが発表された。2025年12月1日、ソウルのエリーナホテルにて「ホームハウスパーティー」と題した記者会見が開かれ、クリエイティブチームと豪華キャストが紹介された。

公演は2025年12月16日に開幕予定で、ティム・バートンの1988年の映画を原作とする本作は、2021年に韓国で初演された作品の復活公演となる。今回の上演では地元観客とのつながりを強めるために大きな変更が加えられ、アソシエイトディレクターのシム・ソリンが2024年後半に脚本家イ・チャンホを採用したことが明かされた。

イ・チャンホはアメリカンスタイルのユーモアを脚色し、出演者個々のスタイルに合わせた独自のコメディのセリフを作成する役割を担ったと説明されている。チームは特に韓国の観客に響く「言葉の味（말맛）」を作り出すことを目指しているという。

大きな見どころはビートルジュース役にトリプルキャストを採用した点である。ベテランのチョン・ソンファが2021年の初演から続投するほか、世界的スターのキム・ジュンスがキャストに加わり、可愛らしくお茶目でエネルギッシュな解釈を披露するという。

ローカライズされたコメディ要素を軸に、各俳優がキャラクターに独自の解釈を加えることで観客に新たな魅力を届ける狙いであり、12月の開幕に向けて注目が集まっている。