年間登山者数世界一を誇る東京・高尾山に登山客が殺到している。物価高の今、“節約の行楽地”として注目され、都心から電車でおよそ1時間という利便性が来訪を後押ししている。

29日は紅葉のラストスパートを迎える週末で、紅葉の名所として知られる「紅葉のトンネル」を目当てに多くの人が訪れた。麓から中腹までを結ぶケーブルカーの運行は通常午前8時開始だが、混雑緩和のため29日は30分前倒しで運転を開始した。

運行間隔も通常の15分から7分に短縮して対応したものの、午前9時ごろには長い列ができる状況が続いた。記事はケーブルカーの増便など現地での混雑緩和策を紹介しており、混雑のピークと対応の両面を伝えている。

日帰りで訪れやすい一方、行楽のピーク時は待ち時間が発生する点に留意が必要である。混雑を避ける時間帯や公共交通機関の運行変更情報を確認することが勧められる。