大日本プロレスは11月30日、愛知・名古屋ダイアモンドホールで「Death Market87～名古屋ダイアモンドホールラストプロレス～」を開催し、同会場での約15年の歴史に幕を下ろした。2010年の初開催以来の締めくくりにふさわしく、メインではBJW認定デスマッチヘビー級選手権試合が行われた。

王者の伊東優作と挑戦者の影山道雄による蛍光灯150本デスマッチは血みどろの激闘となり、最終的に伊東が必殺技「狂蛸（きょうたこ）デストロイヤー」で影山を破り、2度目の防衛を果たした。セミファイナルのBJW認定タッグ選手権では星野勘九郎＆伊東竜二の王者組が高井憲吾＆小杉研太組を有刺鉄線ボードタッグデスマッチで退けV3を達成した。

試合後、菊田一美が登場して杉浦透とのタッグでの王座挑戦を表明し、これに対して伊東竜二は「ちょうど1か月後」として12月30日の後楽園ホール大会での防衛戦開催を宣言した。オープニングではプロレスリングBASARAの中野貴人が関茂隆真を8分54秒、鷹狩りで破り、BJW認定ジュニアヘビー級王座挑戦へ向け弾みをつけた。

また、登坂栄児社長がリングで今後の名古屋大会を「今池ガスホール」で開催すると発表し、初開催となる2026年1月25日（日）大会で早速「蛍光灯デスマッチ」を行う計画を明らかにした。ダイアモンドホールで刻まれた記憶は、新たな会場へと受け継がれることになった。