福岡県福岡市在住のHさんの住まいが、プロシードデザインのリノベーションで生まれ変わった。モルタルの天井にシルバーの配管を見せるインダストリアルテイストの空間にヴィンテージ家具を配置している。

物件は築48年のマンションを一度スケルトンにして断熱材を入れ替え、冬場もエアコン一台で十分な暖かさを実現した。Hさんは「築20年でペアガラスを入れている実家よりも暖かい」と語っている。

間取りは元の3LDKから1LDK(＋ヌック)＋WICへ変更し、LDKの一角におこもりスペース『ヌック』を設けた。入口上部や床下に収納を確保し、コンパクトでも居住性を高めている。

キッチンは当初の壁向きから対面型に変更され、生活動線とデザイン性の両立を図った。Hさんは友人の事例や物件紹介を参考にしながらプロに相談し、好みのディテールを実現した。

将来的にはLDKだけで暮らすことも想定しており、光熱費の削減も期待している。デザイン性と実用性を両立させたリノベーション事例の一つである。