米国発祥のスポーツ「ピックルボール」の体験会が１１月３０日、上越市下門前の教育プラザ体育館で開かれた。バドミントンと同じ広さのコートで、長さ約４３センチの「パドル」と直径約７・３センチの中空の穴あきボールを使う競技である。

元全米ピックルボール王者のダニエル・ムーア氏が２０１５年に日本で初めて同競技を紹介して以降、近年競技人口が急増しているという。テニスやバドミントンに比べて運動量が少なく、ジュニアからシニアまで幅広く楽しめるのが特長である。

体験会にはテニスやスポレックの愛好家ら約１０人が参加し、地元団体「上越ピックルメイト」の金子元子さんが指導に当たった。コートのすぐ近くに設けられた「ノンボレーゾーン」ではワンバウンドさせてから打つなどのルール説明が行われた。

参加者はラリーやミニゲームを通じてパドルの使い方を確認し、スポレック愛好家の女性は楽しみが増えたと話した。毎週火曜午前１０時から正午まで同体育館で体験会を開いており、パドルは貸し出し可能で参加費はパドル使用料と体育館利用料を合わせて５００円である。申し込みはテニス情報アプリ「テニスベア」で受け付けている。