アーチェリーが推し活の被写体やモチーフとして注目を集めている。特にコスプレやファンアートで弓や的を用いる表現が増加している。

屋内外の練習風景や大会の臨場感を切り取った写真や動画がSNSで拡散され、推しの「強さ」や「静謐さ」を表現する素材として人気になっている。スポーツとしての魅力に加え、衣装や弓具のデザイン性が推し活アイテム化している。

同人誌やグッズでは、矢筒や的をモチーフにしたキーホルダーや缶バッジ、応援うちわのデザインが増えている。制作側も材料や配色に工夫を凝らし、現場での視認性や持ち運びやすさを重視している。

ファンコミュニティでは、安全やマナーを守ることが強調され、練習場や競技会での写真撮影は許可を取る動きが広がっている。オンラインでは撮影許可の可否や被写体への配慮を示す表記が使われることが増えている。

推し活向けのワークショップやコラボ企画も増え、初心者向けの体験会やアイテムのワークショップが開催される傾向がある。こうした場はファン同士の交流や推し表現の幅を広げる場になっている。

今後はブランドとの公式コラボや、より安全に楽しめる撮影マナーのガイドライン整備が期待される。アーチェリーを題材にしたビジュアル表現が推し活の新たな定番になる可能性がある。