大岩龍一がカシオワールドオープンでツアー初優勝を飾った。最終日はKochi黒潮CCで行われ、2打差3位から出た大岩はボギーなしの7バーディ「65」で通算21アンダーに伸ばし、砂川公佑と並んだ。

プレーオフは2ホール目で決着し、大岩がバーディを奪って競り勝った。勝利の瞬間は涙を誘い、待望の初タイトルで優勝賞金3600万円を獲得した。

今季は27歳で2度の2位など惜敗が続いていた経緯があり、この優勝で苦労が報われた形となる。賞金ランキングでは68位から大きく浮上する見込みで、滑り込みで初の賞金シード（上位65人）を確保する見込みである。

砂川公佑は最終ラウンド「66」で追い上げたが初優勝はならず1打差2位に終わった。下家秀琉と佐藤大平が通算18アンダーで3位タイ、木下稜介、鈴木晃祐、蝉川泰果が通算17アンダーで並ぶなど上位争いが続いた。

大会は7375yd・パー72のコースで晴天のもと観衆3401人が見守った。今季の賞金レースは次週の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で決着する見込みで、今回の結果が最終戦への注目を高める展開となった。