11月24日、北海道札幌市コンカリーニョでキックボクシングの新イベント「NEW GATE（ニュー・ゲート） FIRST IMPACT」が開催された。大会は「北海道から世界へ」を掲げ、北海道の選手に発表の場を提供する新たな舞台として企画された。

森政宗プロデューサーは演出面にもこだわり、格闘技ファンだけでなく一般客にも楽しんでもらえるイベントを目指したと説明している。会場ではガールズグループambitious（アンビシャス）のライブや、ラウンドモデル、プロ試合でのスモーク演出、DJプレイなどが行われた。

観客は約250人で満員となり、当日券の売れ行きも好調であった。試合は開始と同時に激しい攻防が続き、プロ2試合とセミプロ3試合のうち3試合がKO決着となるなど見応えのある内容となった。

メインの国際親善マッチでは斉藤力毅がタイから初来日したムエタイ戦士トートーと対戦した。斉藤は序盤からローキックで足にダメージを与え、2ラウンドからパンチ主体の攻めを強めて3ラウンドにボディを中心に攻勢を続けた。判定は3者とも30-27で斉藤の全ラウンド勝利となり、プロ3戦目にしてメインイベントを制した。

大会後には多くの選手が次回参加を希望する声が上がり、観客からも「面白かった」という反応が寄せられた。今後の選手育成と地域発信の場としての展開が期待される大会であった。