2025年11月29日、国内男子ツアーのカシオワールドオープン3日目がKochi黒潮CC（7375yd、パー72）で行われ、晴天の下、観衆2573人が詰めかけた。鈴木晃祐は4バーディ、2ボギーの「70」で単独首位を守り、通算16アンダーで最終日を迎える形となった。

1打差の2位に砂川公佑が続き、蝉川泰果と大岩龍一がともに通算14アンダーの3位タイとなった。蝉川は17位からの急浮上でボギーなしの8バーディ「64」を記録した。

賞金王争いを巡る動きも注目を集める。金子駆大はこの日2バーディ、1ボギーの「71」で通算10アンダーの10位に後退したが、今大会で優勝すれば初の賞金王が確定する立場にある。ランクトップに立つ金子との差は依然大きく、逆転には勝利が必須である。

比嘉一貴は「66」でスコアを伸ばし、35位から10位に浮上した。ホスト大会の石川遼は「75」とし、イーブンパーの64位で最終日を迎える。鈴木は「最初は耐えながらという感じのゴルフだったが、連続でバーディが来て良かった」と振り返り、ツアー初優勝へ向けて「まさかここまで来るとは思わなかったのでトップで回れるのはうれしい。意識するとは思うが、自分のゴルフができれば良い」と意気込んだ。