28日、新日本プロレス・青森大会『WORLD TAG LEAGUE 2025（WTL）』Bブロック公式戦で棚橋弘至＆エル・ファンタズモとYuto-Ice＆OSKAR（K.O.B）が対戦した。開幕2連敗の両チームによる一戦はYuto-Iceが11・8安城大会で敗れた棚橋から3カウントを奪い、K.O.Bがリーグ戦1勝目を挙げた。

試合終盤、棚橋がハイフライフローを放つもIceがかわして後頭部にCruellaを直撃した。両者は膝立ちでエルボーを交錯させ、Iceはハイキック、Ice HIGH、AMBITIONを連続で仕掛けたが棚橋はことごとくカウント2で返した。

その後、OSKARのツームストン・パイルドライバーで場面が動いた。Iceが飛び込みでCruellaを決め、ファンタズモのカットはOSKARのネックハンギング・ボムで阻まれ、流れはK.O.B側に傾いた。

最後はOSKARに捕らえられた棚橋にYuto-Iceが渾身のCruellaを叩き込み、棚橋が沈んで試合は決した。バックステージでIceはマイクを握り「俺はアンタと“同中”で、新日本プロレスに入ってアンタの付き人やっとってよ、最高にうれしいよ！」と棚橋への感謝を述べた。続けて「プロレスとアンタに救われた」「俺が一番、棚橋弘至というレスラーを自分勝手に愛し続けとったよ」と語り、IWGPタッグのベルトを掲げて拍手を受けた。