JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップの大会2日目が2025年11月28日に行われ、会場では大会初出場となる宮崎県出身の菅楓華と荒木優奈の同級生コンビに注目が集まった。

荒木優奈は大会初出場で出だし4ホールでスコアを落としたが、9番パー5でバンカーからの3打目をピン手前1.5ｍにつけてこれを沈めるなど4バーディー・4ボギーで回り、トータル1オーバー・14位タイとした。荒木は「風も強くて難しかったんですが、後半になるにつれていいショットも増えてイーブンまで戻せたのは良かったです」と振り返り、翌日に向けて「あすはピンに近いショットを打ったり、パターを入れて盛り上げられるようないいプレーをします」と意気込みを語った。

一方で今シーズン大躍進のプロ2年目・菅楓華は2オーバー・27位タイからスタートし、5番までにスコアを4つ落とす苦しい展開となったが、6番で初バーディーを奪うなど我慢のゴルフで2日間トータル3オーバー・26位タイに位置した。菅は「風が強い中で耐えるホールが続いて、序盤はスコアを落としてしまいましたが、最終的にそれより少なく上がれたので良かったです」「まだアンダーを出せていないので、あすからまずはアンダーで回りたいと思います」と語った。

大会は穴井詩が通算6アンダーで単独トップに立ち、1打差の2位に鈴木愛と岩井明愛がつけている。宮崎勢の活躍とともに、最終日に向けた巻き返しが注目される展開である。