アジア・ピックルボール協会（PPAアジア）がユーガブ・シンガポールと共同で6月に実施した調査で、ベトナムのピックルボールの認知度は88%に達したと報告された。

同報告では、PPAアジアがベトナムのプレーヤー数を1,600万人と推定したことが注目を集めている。

調査は12カ国で各国最低1,000人、合計14,000人を対象に行われ、ベトナムでは1,000人中16%が同競技をプレーしていると記録された。

具体的には調査に参加した1,000人のベトナム人のうち、16%（約160人）がピックルボールをプレーしているという数値が得られた。

PPAアジアはこの16%という割合にベトナムの総人口（約1億人）を掛け合わせる方法で1,600万人という推定を算出した。

こうした推計手法は中国とインドにも適用されているとされ、報告書の解釈には注意が必要である。

記事は1,600万人という絶対数が具体的に確認されていない点を指摘しており、より厳密な評価には限界があると述べている。

とはいえ、報告はベトナムにおける同競技の急速な認知拡大と発展の可能性を示す重要な指標でもある。

ピックルボールはルールがシンプルで幅広い年齢層が参加できるスポーツであり、コミュニティ形成の強さが特徴だと説明されている。

また、プロやセミプロのピックルボールトーナメントが増加し、メディアやスポンサーの関心も高まっている点が報告されている。

記事は、遊び場のインフラや実際の利用状況と照らした独立した透明性のある調査が今後必要であると結んでいる。