フジパンは「中部北陸マルシェ」シリーズの新商品として、石川県の珠洲市と志賀町の特産品を使用した菓子パン2種を12月1日(月)より期間限定で発売する。販売は中部地区(愛知、岐阜、三重、静岡県の一部)と北陸地区(石川、富山、福井県)のスーパー、ドラッグストアで行われる。

販売商品は「コッペパン 能登の塩キャラメル＆ミルク」と「カステラサンド 能登金時芋」である。前者はキャラメルクリームとミルクホイップをサンドし、パッケージには見附島と能登の海を水彩画風で描いたデザインを採用している。

フジパンは過去に2024年12月に志賀町産「能登金時」を用いた商品や、2月に珠洲市で製造された「大谷塩」を使った商品を発売しており、発売時の反響を受け継続的な支援を行う方針である。今回の展開は令和6年能登半島地震による震災復興を支援する取り組みの一環として位置づけられている。

記事は大谷塩(中前製塩)の製法にも触れており、汲み上げた海水を塩田にまき太陽と風で蒸発させた「かん水」を釜で炊き上げる揚げ浜式で作られる点や、能登特有の気候でミネラルが豊富で甘みを感じられる希少な塩であることを紹介している。なお一部店舗で取り扱いがない場合があるとされる。