元プロ野球選手の松坂大輔（４５）が、カシオワールドオープン第１日に主催者推薦でレギュラーツアー初出場した。会場は高知・Ｋｏｃｈｉ黒潮ＣＣ＝７３７５ヤード、パー７２で、松坂は４バーディー、６ボギーの２オーバー７４として１０８人中９６位で初日を終えた。

最終９番ではティーショットで観衆を沸かせ、残り１１５ヤードの第２打をピン左１メートル弱にからめてバーディーで締めた。ティーオフ時の選手紹介では「平成の怪物、松坂大輔」に観客が沸き、練習グリーンでプロたちが動きを止めて見入る場面もあった。

松坂は「上出来。１個バーディーは取りたいと思っていたけど、まさか４つも取れるとは」と振り返り、「最高のゴルフができた。明日もせめて同じぐらいのスコアで回れるように頑張りたい」とも語った。プレー前にはゴルフシューズに履き替えていないことに気づき、「飲み物も置いてきちゃって練習場とロッカーを３往復ぐらいした（笑）。ああ、緊張しているなと思った」と緊張をのぞかせた。

プライベートでの自己ベストは７０で、トーナメントのセッティングでそれに近い７４をマークしたことが話題となった。今回の出場は元プロ野球選手の挑戦としては６人目に当たり、話題性の高い主催者推薦枠での挑戦は初日から注目を集めた。