パリ五輪カナダ代表のライアン・デセンゾが、福岡県北九州市で行われている国際大会「ワールドスケートボードストリート2025 北九州 -グランドファイナル-」の練習中に負傷し、欠場を発表した。

11月27日、デセンゾはバンクに向かってプッシュしていたところ、前方からスピードを付けて滑走してきた別のスケーターと衝突し転倒、頭部を強打したという。

当時の映像を自身のInstagramに公開しており、ぶつかった瞬間に体が大きく吹っ飛び地面に頭を強打する様子が確認できる。

デセンゾは「みんな、気にかけてくれて、前向きなバイブスを送ってくれて本当にありがとう！」と感謝を示しつつ、状況を説明した。

「ちょっと不運な転倒をして、かなり激しく頭を打ってしまった。数針を縫うケガをしてしまった」とし、数日は完全にダウンしていたが少しずつ回復してきたと述べている。

しかし今回の負傷により、今週のWST北九州大会と来週末のブラジルでのストリートスケートボーディング（SLS）には出場できないと明かした。

事故については「こういうことは時々起きるもので、誰のせいでもない。無事で済んだこと、もっとひどいことにならなかったことに心から感謝しているよ」と前向きな姿勢を示している。

また「たぶん、これまでの人生で一番ひどいスラムだったと思う。また滑れる日は必ず来る！SKATE OR DIE!」と復帰への意欲も示した。

デセンゾは39歳で、Tampa Am（タンパアマ）2008で優勝後2010年にプロ転向し、2024年のパリ五輪では18位だった経歴を持つ。

主催側や現場の対応についての詳細は報じられておらず、今後はリハビリの日々が続くと伝えられている。