富士フイルムのミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX100S II」が、Pix4D株式会社のソフトウェア「PIX4Dmatic」のサポート対象カメラになったと発表された。発表日は2025年11月28日で、同機は1億2百万画素ラージフォーマットセンサーを採用している。

「GFX100S II」とドローンを組み合わせて撮影した空撮画像から、高精細な3次元モデルが生成できる点が最大の特長である。PIX4Dmaticは高度な次世代フォトグラメトリ（SfM：Structure from Motion）解析技術を活用し、俯瞰的な画像と超高精細な詳細画像の二つを兼ね備えた3次元モデルを生成できると説明されている。

1億2百万画素の高解像度は、高所や人が近づけないエリアの点検において近接目視と同程度(※3)の精度の画像撮影を可能にするという。複雑な配管や建屋を含むプラントなどでも詳細な3次元モデル作成が容易になり、点検業務の効率化が期待される。

同社は2024年から国内のドローンメーカーと協業して検証を進めてきたとし、AI検知ソフトなどとの組み合わせによるソリューション展開も視野に入れている。報道では点検事業者やプラント管理企業からの評価が紹介されているが、提供時期や価格の記載は本文に明記されていない。