講談社は幼児向け雑誌「げんき」を、同日発売の2026年1月号をもって休刊すると発表した。1994年の創刊以来、未就学児を対象に「あそびながらまなぶ」「親子で楽しむ」をテーマに刊行されてきたが、今回31年間の歴史に一区切りを付ける。

休刊の理由について講談社は「出版を取り巻く環境や読者のライフスタイルの変化を踏まえ、誌面の役割に一区切りをつけることとなりました」と説明している。

最終号（2026年1月号）の表紙には「30年間ありがとう！」の文字と大きく手を広げたおさるのジョージが登場する。注目の最終付録は「おさるのジョージ ハンバーガーあそび」で、ジョージの焼き印が入ったハンバーガーが2個付属し、バンズ、パティ、チーズ、レタス、トマトなどの具材を組み合わせて遊べるほか、ポテトやジュース、ナゲットの紙工作も含まれる。

雑誌としての定期刊行は終了するが、「げんき」の理念である「親子で楽しみながら育つ」は継続され、今後はデジタルメディア「WEBげんき」およびリアル体験型知育シリーズ「げんきリアルMOOK」へとフィールドを広げて発信を続けるとしている。