愛川町は11月22日と23日、国登録有形文化財「古民家山十邸」で「折り紙ＬＥＤワークショップ」を開催した。文化活動の一環として神奈川工科大学との連携により実施され、同大学の三栖貴行教授らが講師を務めた。

参加者はLEDの回路について学んだ後、地元手芸サークルのサポートを受けながら障子紙で折り紙の「紙風船」を作成した。作成した紙風船の内部にLEDを入れて「折り紙ＬＥＤ」を完成させ、邸内の大広間を暗くして点灯させると光のイルミネーションが広がった。

開催は昨年に続く2回目で、町内外の大人から子供まで52人が参加した。参加者からは｢和紙を通した光が素敵｣、｢古い建物と現代的な光源のコントラストが良い雰囲気だった｣といった感想が聞かれた。また、神奈川工科大主催のフォトコンテストも同時開催され、完成作品の展示と撮影を通じて地域の文化資産と現代的な表現が結びつく催しになった。