吉沢亮主演の映画『国宝』が11月24日に興行収入173.5億円を突破し、実写邦画の興行収入歴代1位を22年ぶりに更新した。『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の記録を上回る大記録である。

本作はカンヌやトロント、プサン、バンクーバーなど数々の海外映画祭でも高い評価を受け、社会現象的な盛り上がりを見せている。これを受けて滋賀ロケーションオフィスは、近畿圏の関係6地域と連携し、記念として「映画『国宝』関西広域ロケ地マップ」を発行した。

同マップはA4判カラー4頁で発行部数1万5千部。作品の名場面を彩った関西ロケ地のうち10か所を紹介するファン向けの内容となっている。

掲載されているロケ地は出石永楽館（兵庫県豊岡市）、玉手橋（大阪府柏原市）、往生院六萬寺（大阪府東大阪市）、びわ湖大津館（滋賀県大津市）、上七軒歌舞練場／光盛大明神（京都府京都市上京区）、国立文楽劇場（大阪府大阪市中央区）、先斗町歌舞練場（京都府京都市中京区）、レストラン百花園（京都府八幡市）、東大阪市立日新高等学校（大阪府東大阪市）、安戸文化住宅（大阪府東大阪市）である。

掲載は一般に公開されており、掲載許可を得た施設のみを対象としているため、撮影の息づかいを現地で体感できる構成となっている。なお、滋賀県の取り組みは第16回「ロケーションジャパン大賞」にもノミネートされており、現在は一般投票が行われている。