新日本プロレスは11月26日、宮城・仙台サンプラザホールで『WORLD TAG LEAGUE 2025』第5戦を開催した。セミファイナル（Aブロック公式戦）では、鷹木信悟＆ドリラ・モロニー組とEVIL＆ドン・ファレ組（HOUSE OF TORTURE）が激突した。

試合はH.O.T.の奇襲で幕を開け、場外乱闘からEVILが鷹木をフェンスに叩きつけ本部席を破壊するなど序盤から荒れた展開となった。EVILはTシャツチョークや顔面踏みつけといった拷問的な攻撃を重ね、鷹木側も永井大貴のセコンドとの連携で介入を防ぎつつ反撃を試みた。

中盤には鷹木のパイプカットやモロニーとの「龍魂エルボー＆オージーエルボー」の競演で流れを引き戻す場面もあったが、終盤に東郷の介入でモロニーがローブローを受け、さらに鷹木の顔面にパウダーが投げ込まれて視界を奪われた。視界を奪われた鷹木に対し、EVILが必殺技「EVIL」を叩き込み非情にも3カウントを奪取した。

試合後、勝利したEVILはNEVER無差別級のベルトを誇示しながら挑発めいたコメントを残した。WAR DRAGONSはこれで1勝2敗となり、会場は両チームの激しい攻防と乱闘の応酬で大いに沸いた。