中国料理店「茶龍（サロン）」（新宿区袋町、TEL 03-6265-3688）が11月6日、神楽坂にオープンした。店舗面積は約50坪で、席数はカウンター＝5席、テーブル＝20席、個室＝6席である。

同店は麻布台の料理店「Series（シリーズ）」の姉妹店で、Seriesは6年連続ミシュラン1つ星を獲得している。総料理長の金子優貴さんは、趣のある神楽坂で和の素材や技法を取り入れながら中国料理の新しい形を表現したいと述べている。

料理は「季節の少量多品」スタイルを基盤にしたコースのみの構成で、「スタンダードコース」（8,800円）、「シグネチャーコース」（1万3,800円）、「プレミアムコース」（2万2,800円）を用意する。プレミアムにはA5和牛ヒレ肉のカツサンドや伊勢エビのチリソースなどを含む。

前菜は和食の八寸をモチーフにした盛り合わせが掲げられ、イベリコ豚のチャーシューは中華のテンメンジャンではなく西京みそで仕上げ野沢菜漬けと合わせるなどの工夫が施されている。看板料理の手羽先は麻布台店で人気の一品を塩こうじに漬け神楽坂店向けにアレンジしたという。

金子さんはソムリエの資格も有しており、ワインを中心に日本酒や紹興酒を織り交ぜたペアリングにも対応する。営業時間は18時～21時、土曜・日曜・祝日はランチを11時30分～14時に提供する。営業は完全予約制で、地元をはじめ長く愛される店を目指すとしている。