国内男子のカシオワールドオープン初日が11月27日、Kochi黒潮CC（7350yd、パー72）で行われた。『平成の怪物』と紹介され、ギャラリーの大きな拍手を受けた松坂大輔は緊張を口にしつつコースに入った。

インスタートの10番でドライバーをフェアウェイど真ん中にとらえ、3オン2パットのパーで滑り出したが、序盤はボギーが先行した。15番では左15mをねじ込んでバーディを奪い、16番はティショットが隣の15番フェアウェイに飛ぶもボギーで切り抜けた。

最終9番では115ydからの2打目をPWで1mにつけてバーディで締め、4バーディ、6ボギーの「74」でラウンドした。スコアは2オーバーで97位発進となった。

松坂は「緊張しましたね」「こんなスコアで回れるとは」と述べ、また「1個はバーディを獲りたいなと思っていた。まさか4つ獲れるとは。もったいないところもあったが上出来です」と振り返った。移動中は多くのファンとハイタッチを交わし、「たくさんの人に応援されながら気持ちよくプレーできた」と笑顔を見せた。

昨年は下部ABEMAツアーの大会で結果が出なかった経験もあるが、今回は成長の手応えを示す内容となった。同組は宮里優作、地元高知出身の岡田晃平で終盤はともに喜んだという。