テレビドラマ『ばけばけ』の第44回で、これまで名前が明らかでなかった孫たちの名がテロップで示された。女の子は「久作（きゅーさく）」、男の子は「上野新作」と表記されている。

第24回で初登場して以降、孫たちは勘右衛門のそばで元気に駆け回り、物語に柔らかな温度を与える存在として描かれてきた。第24回の場面では勘右衛門が木刀を振り上げ、ヘブンを指導する際に2人を連れていたことが確認できる。

第43〜44回で孫たちの祖母が上野タツであることが明かされ、タツと勘右衛門の関係性に新たな伏線が敷かれている。また、久作という名前についてはユニークである一方、島根・松江の昔ながらの名付けスタイルに違和感がないとの指摘がある。

統括プロデューサーは今回の演出について「ビデオの新作旧作みたいだ」と冗談めかして述べており、制作側も人物描写の厚みづくりに意図を持っていることが読み取れる。孫たちは単なる子役ではなく、生活感を補強する重要な役割を担っているため、今後の描写と関係性の変化に注目が集まるだろう。