ゴルフのジュニアメジャー４冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒（１４）が、兄・桃太郎君（１５）の国家資格合格を受けて刺激を受けたと語った。弥勒は兄を「本当の天才は兄です。私も負けないように、もっとゴルフで頑張ります」と祝福した。

桃太郎君は高校１年生で、１０月に受験し、１１月２６日に宅地建物取引士（宅建）の合格の知らせを受けた。桃太郎君は「毎日６時間だけ真剣に勉強をしました。運良く合格できてうれしいです」と述べ、次はファイナンシャルプランナーの資格取得を目指す意向を示した。

弥勒は今年９月に群馬・太田市内の公立中から明徳義塾中に転校し、寮生活で練習拠点を移したことが紹介されている。家族と離れての生活の中で兄の努力が刺激になったと語り、年末の競技に向けて気持ちを新たにしている。

記事は弥勒のこれまでの実績にも触れており、１７年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝、１８年に連覇、２０１９年にマレーシア世界選手権、２０２１年にキッズ世界選手権、２０２２年にジュニア欧州選手権優勝などを列記している。弥勒は１２月２５、２６日の四国中学校選手権（徳島・ＪクラシックＧＣ）に出場予定であり、大会での活躍にも注目が集まる。父・憲一氏は子どもたちの努力をたたえ、家庭の支援が続くことも伝えられている。