中国料理店「茶龍（サロン）」が新宿区袋町の神楽坂に11月6日、オープンした。店舗面積は約50坪で、席数はカウンター＝5席、テーブル＝20席、個室＝6席である。

同店は麻布台に位置する6年連続ミシュラン1つ星獲得店「Series（シリーズ）」の姉妹店であり、総料理長は金子優貴が務める。金子は和の素材や技法を適度に取り入れながら中国料理の新しい形を表現したいと述べている。

料理は少量多品のコースのみで、「スタンダードコース」（8,800円）、「シグネチャーコース」（1万3,800円）、「プレミアムコース」（2万2,800円）を揃える。プレミアムコースにはA5和牛ヒレ肉のカツサンドや伊勢エビのチリソースなどが含まれる。

前菜は和食の八寸をモチーフにした盛り合わせで、イベリコ豚のチャーシューは中華のテンメンジャンでなく西京みそで仕上げ、野沢菜漬けと合わせるなど和の要素を取り入れている。看板料理の手羽先は麻布台店で人気の一品を塩こうじに漬け、神楽坂店向けにアレンジしている。

金子はソムリエの資格を持ち、ワインを中心に日本酒や紹興酒も織り交ぜたペアリングに対応可能である。営業時間は18時〜21時で、土曜・日曜・祝日はランチ（11時30分〜14時）も提供、完全予約制での運営である。