リッチモンドホテル浅草が全面リニューアルを行い、12月1日（月）に新たな装いでオープンする。ロイヤルホールディングスグループのアールエヌティーホテルズ株式会社が手掛ける改装である。

デザインコンセプトは「Minimal Luxury（ミニマルラグジュアリー） 静寂と調和」とし、浅草が育んできた歴史や職人文化を現代の感性で再解釈した空間を目指す。館内全体を刷新し、客室・ロビー・朝食レストランを含む施設を改装した。

1階ロビーには浅草の灯り文化を象徴する提灯格子や、一文字ぼかし（いちもんじぼかし）を用いたアートワークを配している。素材には浅草寺にも使用される小松石や黒皮風仕上げを採用し、エレベーターホールには石畳を想起させるカーペットを敷いて参道をイメージした導線をつくっている。

客室はオーク材を基調とした北欧テイストをベースに、和紙を取り入れた壁紙やアート、黒を効かせたチェアやファブリックを配したデザインとした。「和」と「北欧」がバランスよく調和する上質で落ち着いた滞在空間を提供するという。

ホテル1階のレストランは「和 なごみ Café＆Dining」としてリニューアルし、朝食はビュッフェ形式でサラダやホットミールを提供する。さらにライブキッチンではオーダーを受けてから用意する3種類のメニューを用意し、出来立ての朝食を提供する方針である。

インバウンド需要の回復を背景に、国内外の利用客に対して新鮮で心地よい滞在体験を届けることを狙いとしている。