2025.11.27
添田で始まる炭鉱風景の絵画展
2025.11.27
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福岡県福智町の元高校教師、白石文紀さん（74）が幼い頃に見た筑豊の風景を中心に描いた絵画展が11月28日から添田町の「カフェ クロマティック」で始まった。展示は郷愁を誘う計11点で構成されている。
作品には炭住での暮らしをモチーフにしたものや、友人の岡田裕子さん（73）との思い出を基にした「懐かしい 針の無い時計の想い出」などが含まれる。ゴム跳び中に子守をしているためつまらなそうな表情の女の子や、宿直中の中学校の担任に呼ばれ肝試しをする思い出に基づく作品も並ぶ。
白石さんは観覧者に「懐かしいなと思ってもらえたら」と来場を呼びかけている。会場には白石さんが教えるものづくり教室「てんだぁはうす」（福智町）の生徒が作ったボタンを縫い付けたブローチや紙で作ったツリーも展示販売される。
展示は30日までで、開場時間は午前11時～午後5時（最終日は午後4時まで）である。地元の暮らしを丁寧に切り取った作品群が、当時の生活や地域の記憶を伝える構成になっている。
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