WAKO世界キックボクシング選手権大会 2025が、11月21日、アブダビのADNEC（アブダビ・ナショナル・エキシビション・センター）で開幕した。IOC（国際オリンピック委員会）に正式承認されたWAKO主催の大会には世界各国からトップアスリートが集結した。

大会初日は「登録・計量・メディカルチェック」が行われ、日本選手団は全員が厳格な規定体重をクリアして計量をパスした。メディカルチェックも問題なく終了し、選手たちは明日以降の試合開始に向けてコンディション回復に入った。

会場は国際色豊かで現地メディアの注目も集め、写真には松本海翔選手・SAHO選手・柴崎裕斗選手・中野大輝選手が並ぶ姿が掲載されている。メディカルケア担当には樽谷日向と樽谷大助の名が挙げられている。

本大会は厳格な「WAKOルール」が特徴で、スポンサー表示の禁止やバンテージ着用の不可（規定のテーピングのみ許可）など、公平性とアマチュアリズムの徹底が図られている。これを受けて日本選手団は機材や服装の準備に細心の注意を払った。

その一例として、松本海翔選手はウエスト部分の幅が8センチ以上あるパンツが規定で不可とされていたため、新たに許可されたデザインの競技用パンツを購入して対応した。大会はオリンピックへの道を見据える重要な国際舞台として注目されている。