Canon EF40mm F2.8 STMは2012年発売のパンケーキタイプのEFレンズである。中古価格は11,500円(税込)～と手頃で、安価ながら名を馳せたEFレンズ群の一角を占めるモデルである。

質量は約130g、本体全長は22.8mmと極めて薄型であり、携行性に優れる点が強調されている。アダプターを使用してRFマウントのミラーレスカメラに装着してもサイズ感が損なわれず、アダプター込みでもRFの50mmF1.8を付けた印象と大きく変わらないと記されている。

EFマウントのボディに装着すればアダプターが不要となり、さらにコンパクトに運用できる。最短撮影距離は0.3m、フィルター径は52mm、開放値はF2.8であり、スペック面でも日常用途に適した設計である。

記事では40mmの画角を標準域としつつやや広角寄りと説明し、開放でも立体感のある滑らかなボケ味を示すと評している。エッジの表現はしっかりしており、スカートの質感など細部を残す解像感の高さが指摘されている。総じて、小型で軽量、かつ価格面でも魅力的な現役レンズであると結論付けられている。