新日本プロレス26日仙台大会の「ワールドタッグリーグ」Aブロック公式戦で、ハウス・オブ・トーチャー（H．O．T）のEVIL、ドン・ファレ組が鷹木信悟、ドリラ・モロニー組から勝利を挙げた。試合はH．O．Tがセコンドのディック東郷を介入させて流れを優位に進める展開となった。

ファレが鷹木のパンピングボンバーを浴びる場面ではEVILが孤立し、モロニーのスピアーから鷹木のパンピングボンバーで一時的に攻め込まれる場面もあった。だが、EVILがWAR DRAGONS（合体式MADE IN JAPAN）を狙われた際に東郷が再介入してカットし、パウダーを鷹木に投げつけ視界を奪って隙を作った。

その隙を逃さなかったEVILは変型大外刈りをさく裂させて3カウントを奪取した。バックステージではEVILが鷹木を名指しで挑発し、「鷹木信悟、残念だったな。柔道かじってプロレス界に来るヤツはロクなヤツがいねえな、コノヤロー」とコメントした。

さらにEVILは来年1月4日東京ドーム大会のNEVER無差別級王座V1戦に触れ、2021年東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフアロンらをこき下ろす発言を行った。EVILは自身を「プロレス界の金メダリスト」と称し、「シングルでも金、タッグでも金、バカとクズを手玉に取って転がり込むのが大金や。分かったか、よく覚えとけ。ハッハッハ～」と高笑いで締めくくった。

この結果でH．O．Tは勝ち点を伸ばし、Aブロックの展開はさらに波乱含みとなった。