JLPGAツアー2025シーズン最終戦『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』の開幕を前に26日、公式会見が行われた。大会会長・小林浩美は今年のツアーを振り返り、優勝者が過去最高の30名、初優勝者が12名と選手層が拡がったことを指摘した。

海外からの参戦状況にも触れ、米女子ツアーから13名がフル参戦し、そのうち6名が優勝、2名がメジャー優勝を飾ったと説明した。会長は本大会を「誰が勝ってもおかしくない、見どころ満載で、初日から楽しみで仕方がありません」と表現し、ファンへの観戦の呼びかけを行った。

コースセッティング担当の中野晶は具体的な調整点を解説した。ラフの長さは当初予定の100ミリから刈り止めの影響で100ミリ強となり、ヤーデージは6,497ヤードから6,543ヤードに伸長したと報告した。

目立つ変更は6番ホールの360ヤードを387ヤードに延長した点と、16番パー3を171ヤードから190ヤードに延ばした点である。これによりショットの精度とパッティング力がより勝敗を左右するセッティングになると中野は説明した。

大会側はグリーンの状態が非常によく、ラフも長いことから選手には心技体の充実が求められるとし、優勝スコアの目安を9アンダーと示した。主催者は最終日まで選手の力が発揮できる舞台を整える意向である。