県立谷地高校で恒例の社交ダンス発表会が行われ、今年で30回目を迎えた。3年生34人が参加し、毎年体育の授業の一環として社交ダンスを学んでいる。

生徒たちはおよそ1カ月間、プロの講師による8回の授業を受け、休み時間も使って練習を重ねて本番に臨んだ。発表会では「ジルバ」「チャチャチャ」「ワルツ」といった曲調の異なる3種類のダンスを披露した。

軽快な音楽に合わせて華麗なステップを踏む場面があり、少し照れくさそうな様子も見られたが多くの生徒が一生懸命に取り組んだ。生徒たちは相手と歩幅を合わせながら思いやりの気持ちを育んでいた。

本番後の感想は「（最後の一曲どんな気持ち？）もう終わってしまうんだなという気持ちと、難しかったなという気持ちもある。最初は全然出来なかったが、講師の先生や放課後にも色々な人に教えてもらって、良い感じに完璧に近い形で終えることができた。」である。別の生徒は「勉強尽くしだったので、全力で楽しもうという気持ちで、大きめに身体を動かして楽しんだ。自分としては過去最高。完璧。」と振り返った。

講師の指導と放課後の支えを受けて、技術面だけでなくマナーや相手を尊重する意識も育まれる場となったと伝えられている。