トラヴィス・スコットのワールドツアー「サーカス・マキシマス・ツアー」が現地時間2025年11月19日に幕を閉じ、ライブネーションの発表により史上最高のソロ・ラップ・ツアー収益を達成したと報告された。

米ビルボードのツアー・チャート“Billboard Boxscore”のデータでは、ツアーは総額2億6,510万ドル（約410億円）を売り上げ、210万枚のチケットを販売したとされる。

ツアーは2023年10月の北米日程でスタートし、最終公演はインド・ムンバイで行われた。北米に加え欧州、アジア、中東、オーストラリア、アフリカ、ラテン・アメリカへと広がり、6大陸、20か国以上、50都市超で80公演以上を実施した。

セットで披露された「FE!N」のパフォーマンスは475回に及び、米カリフォルニアのSoFiスタジアムをソールドアウトさせるなどスタジアム規模での成功を収めた。

また公演には多くのスペシャル・ゲストが参加し、ラインアップにはイェー（元カニエ・ウェスト）、ティーゾ・タッチダウン、ヤング・リーン、ドン・トリヴァー、シェック・ウェス、ベイビーフェイス・レイ、スキラ・ベイビー、ヴィーズ、ナヴらが名を連ねた。

本ツアーはアルバム『ユートピア』を掲げて回られ、同作は2023年7月のリリース時に米ビルボード“Billboard 200”で496,000アルバム換算ユニットを記録して首位を獲得、収録全19曲が初週に“Hot 100”にチャートインするという実績もあった。

2025年もコーチェラのヘッドライナー出演やCactus Jackのレーベル・コンピ『JACKBOYS 2』再集結など精力的な活動が続いている。