推し活に陶磁器を取り入れる動きが広がっている。小皿やカップ、飾り皿など日常使いできる器を通じて推しグッズを上品に見せる工夫が注目されている。

特にテクスチャーや釉薬の色合いを生かしたディスプレイは、平面のポスターや特典カードに比べて立体感と温かみを加える効果がある。陶器の素地や絵付けの風合いを活かすため、台座に布や和紙を用いるとまとまりが出る。

作家ものやセラミックブランドとのコラボ企画も増えつつあり、限定アイテムはコレクション性が高い。ただし手描きや金彩の入った器は水洗いや電子レンジ使用に注意が必要で、長く楽しむためには取扱表示に従うことが望ましい。

写真投稿では自然光を使い、器の質感が伝わる接写や斜めからの構図が映える。背景は無地や木目を選ぶと推しの色味が引き立つ。

巡る楽しみとしては展示会や陶芸市で直接作家と会話し、製作背景を知ることで作品への愛着が深まる。推しアイテムに陶磁器を組み合わせることで、日常の中で推しを大切に見せる新しい表現が可能である。