東京・葛飾区は２１日、都立水元公園に整備するスケートボード広場の基本計画素案を公表した。滑走エリアは約２７００平方メートルを想定している。

計画では２０２６年２月に基本計画を策定し、同６月～２７年７月を基本・実施設計に充てるとした。さらに同７月～９月に施工者を選定し、１０月～２９年１月に整備工事を実施する予定である。

整備地は水元公園東金町運動場の多目的広場東側草地（東金町８の２４、敷地面積約４９００平方メートル）で、現況は草地となっている。滑走エリアは２６７０平方メートルをコンクリート舗装とし、複数のゾーンを設定する。

フラットゾーンは５００平方メートル以上を確保し、起伏やすり鉢状の傾斜を持つアクティブゾーンや階段・坂道を備えたパフォーマンスゾーンを接続して連続滑走を可能とする計画である。

エリア外周には回遊ゾーンを整備し、インラインスケートやＢＭＸの利用にも対応する。安全対策として高さ３メートル、延長約２００メートルのフェンスや高さ３メートルの両開き門扉を設け、夜間利用に配慮した照明設備や管理事務所倉庫（約５０平方メートル）、トイレも新設する方針である。