11月４日、「とよみつ 銀座並木通り本店」がオープンした。運営は「とりビアー」などを展開するオネストツリーズで、水炊き業態としての出店である。

同ブランドは2017年に浅草で1号店を開業したが、浅草店はコロナ禍のあおりで閉店した経緯がある。2018年にオープンした銀座店が好調となり、繁忙期には13坪20席で月商900万円を売るほどの実績を示した。

満席による取りこぼしが多かったことから、至近で条件の合う物件を確保して新店を開設した。新店は銀座店よりも3坪広い17坪で、席をゆったり配置する設計としている。

メニュー構成は従来の水炊きに加え、新たにタッカンマリを導入してラインナップを強化した。立地は銀座のクラブやスナックが入るビルの2階で、クラブの同伴や接待利用のニーズを取り込む狙いがある。

オネストツリーズ副社長の木村国治氏は、銀座での需要を背景に出店し、機会損失を防ぎ銀座での存在感をさらに強めたいと述べている。今後は新店によって繁忙期の需要取り込みと顧客受け皿の拡充を図る方針である。