兵庫県姫路市の市書写の里・美術工芸館で秋季特別展「昭和の歴史的プラモデル 松井康真の世界」が開かれている。元テレビ朝日アナウンサーでプラモデルの収集家として知られる松井康真さん所有の１０００点以上を展示している。

かつての玩具店のようにプラモデルの箱が大量に積まれている展示は昭和４０年代の品が中心だが、プラモデルが登場する以前に販売されていた木製模型も紹介されており、高年層に喜ばれているという。

スポーツカーや軍艦、戦車、城など多彩なジャンルが並び、松井さんが組み立てた作品も出品されている。景色や場面を作った「ジオラマ」はリアリティーが高く、旧ドイツ軍の閲兵の様子など細部まで再現されている。

訪れた人が写真を撮影して楽しむ様子も見られると伝えられている。館内では販売も行われ、現在は製造を終了している松井さんの貴重なコレクションなどを購入できる。

展示は１２月２４日までで、入館料は一般５００円、大学・高校生３００円、小中学生７０円と案内されている。なお２５日と毎週月曜日は休館となっている。