レオス・キャピタルワークス株式会社は、金融経済教育推進機構（J-FLEC）と共同で、未就学児向けの金融教育イベント「はじめてのお金のまなび」を開催した。読み聞かせと体験を組み合わせた構成で、親子が楽しく参加できる場を提供した。

イベントではオリジナル絵本『かえたかえた（作：近藤瞳 発行：J-FLEC）』と『ありがとうをつたえたら（作：レオス・キャピタルワークス）』の2種類を教材に用い、読み聞かせワークショップを実施した。絵本の世界観を軸にした導入の後、貝殻を「お金」に見立てる体験型プログラムを行った。

参加者には『かえたかえた』で登場するお金に見立てた貝殻を配布し、貝殻を使って価値の交換や使い方を考える活動、ゲームに答えて貝殻を増やす体験などを通じて「お金の価値」や「物の交換」を身近に感じさせた。交換の際には「ありがとう」を伝えることを意識させることで、言葉の力やコミュニケーションの重要性も併せて伝えた。

同社はファイナンシャル・インクルージョン（金融包摂）の実現をめざし、幼児期からお金に触れる機会を増やす意義を説明している。J-FLECの「かいがら書店」プロジェクトは2025年3月に始動しており、『かえたかえた』はその第一弾として制作されたことも紹介された。

親子で楽しめる読み聞かせと体験を通じて、日常生活でも感謝や意思あるお金の使い方が自然に育まれることを目指す取り組みであり、今後もオリジナル絵本を軸にした教育活動の継続が示唆されている。