2025年の11月の3連休最終日、東京・台東区の鷲神社で酉の市が大勢の人出でにぎわったと報じられた。酉の市発祥の地として知られる鷲神社の境内には多くの参拝者が集まり、大通りに長い列ができてどれくらいいるのか見えないほどであった。木村拓也キャスターが中継で伝えたという報道もある。

関係者によるとコロナ前の人出に戻ったという。一例として2024年は三の酉までの3日間で83万人が訪れた実績がある。2025年は一の酉で30万人、二の酉は11月24日で50万人の来場見込みと報じられた。11月の酉の日は通常12日に1回巡り、今年は11月12日と24日の2日だったため24日が最終日となった。

来場者は全国各地からの東京観光客や家族連れが多く、目当ては熊手であった。熊手は毎年少しずつ大きくする買い方のほか、2026年の干支「うま」があしらわれた縁起物が販売されている。購入時には値切り交渉が行われ、その値切った分を含めてご祝儀込みの支払いとする慣習があり、取引例として「ご祝儀込みで2万円で買わせていただきます」との説明が報じられた。酉の市は日付が変わる0時まで行われ、夜遅くまでにぎわいが続いたとされる。