須賀川市スポーツ推進委員連絡協議会主催の第１回市ボッチャ大会が23日、円谷幸吉メモリアルアリーナで開かれた。子どもや高齢者まで障がいの有無に関わらず参加した31チーム１２５人が出場し、競技を通じて交流を深めた。

大会は市と市スポーツ振興協会の共催、県障がい者スポーツ協会の後援、小橋クリニックの協賛で開催された。ボッチャはパラリンピックにも採用されたスポーツで、誰でも気軽に楽しめる一方、技術や戦略が勝敗を左右する点も紹介された。

大会は昨年までのファミリーバドミントン大会の後継に位置づけられ、コロナ禍で一時休止した地域のスポーツサークル再開のきっかけとして選ばれた。社会人チームや親子チーム、子どもだけ、高齢者だけのチームなど多様な参加形態が見られ、車イスの選手も出場して経験を生かしたプレーを披露した。

試合では選手がボールを交互に投げ合い、得点につながるプレーが出ると仲間同士で喜びを分かち合う場面が続いた。会場は和やかな盛り上がりを見せ、主催者は地域住民の参加を促す行事として今後の普及を期待している。優勝チームには12月21日に同会場で行われる県大会の出場権が与えられ、成績は①ぽっぽや（石川和也代表）②チームほたるの里③チームつばさであった。