東京女子プロレスは24日、東京・板橋グリーンホールで「TJPW組閣フェス第2部 チームPW」（夜の部）を開催した。渡辺未詩が来年1月4日の後楽園ホールで対戦する鈴芽に警戒感を示した。

この日、渡辺は凍雅とのコンビで鈴芽、風城ハル組と対戦し、両者は意識し合った攻防を展開した。風城をティアドロップで仕留める場面もあったが、鈴芽の不意打ちのリング・ア・ベルを食らいしばらく動けなくなる場面もあった。

本来であれば1・4後楽園でプリンセス・オブ・プリンセス王座をかける王者の渡辺と挑戦者の鈴芽の前哨戦となるはずだったが、その後、12月13日のタイ・バンコクでマッチャのタイトル挑戦が決定し、鈴芽戦がタイトル戦になるかは現時点では未定である。

試合後、渡辺は「最後の最後でまさか鈴芽にあの一発で攻め込まれてしまったというのは、まずい」と危機感を露わにした。鈴芽は「今の自分としては技も気持ちも未詩さんに通用するって改めて思ったし、未詩さんはここからもう一つタイトルマッチが決まりましたけど、私は未詩さんと戦うことだけを真っ直ぐ考えるので、ここからイッテンヨン、改めて未詩さんのベルトに向かって突っ走ろうと思います」と述べ、自信を深めた。

今後、1・4後楽園での両者の直接対決と王座の扱いを巡る動向が注目される。